俺の嫁 〜その全嫁と愛〜

不意に扉が勢いよく開き、放送室に興奮した面持ちの少女が飛び込んできた。
部屋にいた斎藤窒素は、その少女が報道部の新入部員、夢追中であることを確認し――
さて、どうしましょうかと思案した。


『SNOW-SNOWトーナメントオブ女神オブトーナメント
 〜「第一回結昨日の使いやあらへんで!チキチキ秋の大トーナメント」〜』放送室にて


「先輩先輩!見ましたか!?見ましたよね!?準決勝!!」

「落ち着きなさい、中さん。そんなに慌てていたら眼鏡キャラのイメージが台無しよ」

「えっ……キャラ……って、いや!そんなことよりですね!凄いんですよ!準決勝!!
 皆さん本当に凄い!凄いです!私もう興奮して興奮して!まずもう白王みずき選手が……」

「Shut Your Mouth(「黙りなさい」という意味の英語)。
 投票期間中のネタバレはご法度よ。発言には注意しなさい」

「えぇー!?そんな!?
 それじゃあ私のこの迸る思いを一体何処にぶつければいいんですか!?」

「そうね……それじゃあ……
 そうだわ、中さん。あなたには『俺の嫁』のインタビューに行ってもらおうかしら」

「『俺の嫁』……ですか?」

「ちょうどこのダンゲロスSSの裏で開催されているキャンペーンよ。
 そこはプレイヤー達の真の愛が試される場所であり、また、真の愛が見られる場所……」

「おお!真の愛!なんだか凄そうですね!」

「行ってもらえるかしら?」

「分かりました!早速行ってきます!!」

「頼んだわ……ふふふ……」





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――――

――



『ダンゲロス俺の嫁』 〜全嫁について〜



【エントリーNo.1】 普 かけら(あまね−)
キャラクター説明(外部リンク)

※キャンペーンキラー

自分と同種の人間こそ最も愛することができる、というタイプの嫁。
何でもそこそこできて、飛びぬけたところはなくて、駄目なところも良いところもある。
そんな人間臭さ一杯のこの嫁には共感できる人も多いのではないでしょうか。
そしてその共感から「可愛いな」という感情が産まれた人にとって、この嫁は魅力的に感じられることでしょう。

また、この嫁で特筆すべきは嫁アピール最後のくだり。

***

嫁の魅力は俺だけが知ってればいい、他人に知って貰う必要はねーよ、みたいな。

***

嫁の魅力を語るキャンペーンを真っ向から否定する姿勢と、それを先陣切ってキャンペーンに投稿した行動力には、
嫁談義をひたすら繰り広げるような輩に全力で立ち向かう強い気概と覚悟が窺えます。

……しかし悲しいかな、後続の嫁達は脅威のカオス度MAX。
この嫁がその刃を向けるべきキャンペーンは残念ながらどこにも存在しませんでした。
本当にどうしてこうなった。


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【エントリーNo.2】 亜場木益世
キャラクター説明(外部リンク)
嫁アピールSS・イラスト(外部リンク)

※珍探偵現る

オカマ痴漢を追って女子高生に扮して様々な学園に潜入する名探偵。意味が分からない。
キャラクター説明を読んでも嫁アピールを読んでも、どこが嫁なのか、嫁要素のひとかけらも見つからない。
しかし嫁アピールSSはびっくりするほど面白い。はっきり言って反則です。
殺伐とした俺の嫁キャンペーンにおける癒しのような存在と言えるでしょう。何かがおかしいけれど。

しかし侮ってはいけません。

***

こんなだが俺の嫁である。
誰にもやらないぞ。

***

散々ぶっ飛んだ嫁アピールSSを見せ付けておいて、最後の最後にこの一言。
そのあまりの不意打ちに、正直、ちょっぴり感動してしまいました。
エンターテインメント特化型にして、かつ、さらりと愛も見せてくる、素晴らしい嫁だと思います。


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【エントリーNo.3】 大魔導師リィ
キャラクター説明(外部リンク)
嫁アピールSS・イラスト(外部リンク)

※全て実話です

Wizardryを愛し、Wizardryに愛された者が送るノンフィクション・エンターテインメント。
ラジオやラジオスレでも言われていましたが、どちらかというと嫁よりも、
徹頭徹尾、嫁の惚気話を貫き通したプレイヤーの方が目立っていた気がします。

同じ台詞の繰り返しが最後の複線になっていることや、
ヴァージンロードと銘打った動画のラストとSSのラストを被せるなど、
細かい芸が仕込まれたアピールSSが見所。
ただし、この嫁とプレイヤーについては、
他イベントである『第三次ゆとり大戦』観戦者でなければ全貌を把握することが難しいというのが痛い。
実際、この嫁に票を入れた方は皆、当時の大戦を知る人のみというのがそれを如実に物語っているでしょう。

とりあえず言えることは、

***

「あなた、さっき病院に行って栄養剤を注射されて帰ってきたばかりでしょう?」

***

↑実話。
病める時も、健やかなる時も――を実際に乗り越えた嫁です。


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【エントリーNo.4】 石田ギリオ
キャラクター説明(外部リンク)
嫁アピールSS・イラスト(外部リンク)

※俺の嫁スレイヤー

普 かけらがプレイヤースタンスとして俺の嫁キャンペーンに立ち向かった嫁と言えるなら、
石田ギリオはキャラクターとして俺の嫁キャンペーンに立ち向かった嫁と言えるでしょう。
嫁となることで俺の嫁を抹殺する、その様は正に俺の嫁スレイヤー。
ここまで読んでお分かりでしょうが、要するに訳が分かりません。

しかもその嫁アピールSSが実に楽しいのだから本当にもう手に負えない。
SSに登場する石田ギリオ、ヴィクター博士共に活き活きとした魅力に溢れています。

***

「……ねればねるほど色が変わって」
「こうやってつけて食べると」
「ウマイ!」
「テーレッテレー!」

石田ギリオはこのときほど博士のおろかなノリに同調した己を後悔したことはなかった。

***

会話文と地の文の温度差が物凄くて抱腹絶倒必至の内容になっています。
本当になんで俺の嫁に混ざっているのでしょう。
確かにギリオさんは可愛いですけど。可愛いですけれど!


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【エントリーNo.5】 なよ竹のかぐや姫
キャラクター説明(外部リンク)
嫁アピールSS・イラスト(外部リンク)

※解けぬ難題

日本人なら誰でも知っているであろう古典的有名人、かぐや姫その人。
自分で考えたキャラクターよりも、何よりも、かぐや姫が好きなら仕様がない。
私もかぐや姫は大好きです。
嫁アピールは竹取物語の引用に始まり、お薦めを挙げたり、認めない物を挙げたり、
かぐや姫が好きという確かな一本筋を感じさせてくれる内容となっています。
先ほどは私もかぐや姫は大好きと言いましたが、
とてもこのような説得力あるかぐや姫好きアピールはできません。
確固たる基盤に裏打ちされた硬派な嫁だと思います。

***

私の傍にかぐや姫は居ません。

***

何処にいるとも知れぬ相手を思い、嫁と言う。
それもまた俺の嫁なのではないでしょうか。


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【エントリーNo.6】 刃 刀可
キャラクター説明(外部リンク)
嫁アピールSS・イラスト(外部リンク)

※ぼくのかんがえたさいこうのおねえちゃん

ダンゲロス俺の嫁wikiのトップに掲げられた「こいつ、凄い可愛いぜ!」を、全力で実行してくれた嫁。
いやいや、終始照れ照れさせられるキャラクター説明でありました。
可愛いですね。可愛いお姉ちゃんですね。そしてこれってお姉ちゃんであって嫁じゃないですよね。
通常のダンゲロス本戦に混ざっていても全く違和感のないキャラクターだと思います。
いいのでしょうかそれで。可愛ければいいのかな。

ただし、プレイヤーのキャンペーンに対する心意気を感じられるのがこのお姉ちゃんの苗字と、そして弟の名前。
その覚悟、確かに見せていただきました。

***

姉さんが優しい微笑みを浮かべる。普段、あまり見ることのないその表情は‥‥すごく可愛かった。

***

嫁アピールSSでも存分に照れ照れさせてくれました。
どうぞ、末永く、お姉ちゃんとお幸せに……。


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【エントリーNo.7】 蓬生 尽(よもぎ つくし)
キャラクター説明(外部リンク)

※殺されてもいい。むしろ殺して欲しい。

可愛いと思うキャラクター+可愛いと思い続けられるシチュエーション。
長く連れ添う夫婦には付き物の問題である倦怠期にまでフォローを入れる、夫婦生活想定済みの嫁。
幸福の絶頂で人生の幕を降ろすことと、自分が死んでも嫁に忘れられないこと、
確かに響きは素敵ですが、果たしてそれで良いのでしょうか……。

***

その結果、相手に忘れられない大きな傷を残せるなら、なおさら冥利に尽きる幸福だと思う。

***

その壮絶な思いが滲み出ています。


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【エントリーNo.8】 猿喰はさみ
キャラクター説明(外部リンク)
嫁アピールSS・イラスト1(外部リンク)
嫁アピールSS・イラスト2(外部リンク)

※(ネタバレ回避)

自分にとっての可愛い要素を集めた可愛いキャラクタータイプの嫁。
俺の嫁に投稿するのには押しが弱すぎるんじゃないか……と、見せかけて……
これぞ俺の嫁キャンペーンに相応しい、ザ・俺の嫁。
その全容は嫁アピールSS・イラスト2を参照してください。
ラジオではキャラクター説明を見ただけでどんなキャラか伝わらないと駄目でしょうといった突っ込みがありましたが、
これはSSで書くからこそ輝く見事な仕掛けが嫁アピールSSに待っています。
嫁アピールから引用したい部分も、ここで引用してはもったいないので割愛。
なぜこの嫁が俺の嫁に投稿されたか、なぜこの嫁が俺の嫁なのか、その答えは皆様の目でご確認ください。
嫁アピールSSを読んだか読まないかで、この嫁への印象は全く別のものになるでしょう。

嫁アピールSS・イラスト2を読まれた方はネタバレ含むコラムをどうぞ。


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【エントリーNo.9】 小鶉アザミ
キャラクター説明(外部リンク)

※まがい物の愛

こちらも可愛い要素を集めたタイプの嫁。
人造魔人ということで、人間でなく、
欠陥品であるため、道具としても出来損ない。
何をするにも自己嫌悪がついてまわるコンプレックスの塊という存在。
そんな人を、あなたも応援したくなりませんか?

***

実際の所その本質は、自分の知り得る範囲にいる人間が傷付く事に黙っていられないという、ごく単純な優しさの表れである。

***

まがい物でもいいじゃない。


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【エントリーNo.10】 稲田連子
キャラクター説明(外部リンク)
嫁アピールSS・イラスト(外部リンク)

※4年の実績

***

四年近くおんなじキャラを出し続けているという実績(と愛着)があるよ!
その一点のみで嫁と断言できます。

***

その実績のみで最強クラスの説得力がある嫁。
四年後に俺の嫁2が開催されたとして、wikiを見直さずに投稿した嫁を思い出せる人はどれくらいいるでしょうか。
ビデオゲームという媒体も、古典という媒体も、実際のプレイヤーという媒体もなく、
作成者が忘れたらそれまでであろうキャラクターを四年間生かし続けるというのは素晴らしいキャラ愛。
嫁の情報については今更書くまでもないのではないでしょうか。

嫁アピールに曲を作成するという独自手法を取ってきたところも注目です。
聴いていない方は嫁アピールSS・イラストからどうぞ。


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【エントリーNo.11】 L7-0XXXc イブニングスター
キャラクター説明(外部リンク)
嫁アピールSS・イラスト(外部リンク)

※圧倒的世界観

素晴らしく緊張感に溢れ、熱く、また寂しく、強烈なインパクトをもたらす戦史。
それでいて、どこか共感もできてしまうお話。
嫁アピール、嫁アピールSS共に、読んでいて胸と目頭が熱くなりました。

……って、何がどう俺の嫁なんですか!?

没入できる世界観が確かにそこにありますが、俺の嫁キャンペーンということを考えると、
きつねにつままれた気分にならざるをえません。

世界を認識する感覚こそが自分であり、その自分が認識するこの世界こそが云々……
などと考えてから、考えても仕様がないと思い直しました。
SF戦争モノが好きな人や、女性人格を持った戦闘兵器が好きな人にはストライクかも知れません。
私はどちらかというと登場人物の一人『相原依』に心惹かれるものがありました。

***

極西機関が多数保有していた秘匿技術の一つであると推測される、一連のシステム群。
現象的には、制動翼部からのゼルエ光子散布に伴って周囲の大気分子を低温プラズマ化し、
広範囲に渡る歪曲EMFを形成する、原理不明の兵装を呼ぶ。

***

始まりからがつんと来ますので、読むのに気後れするかもしれませんが、実に熱い物語です。
熱いんですけれど……俺の……嫁……


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【エントリーNo.12】 山一夜三(やまいちやみ)
キャラクター説明(外部リンク)
嫁アピールラジオスレッド(外部リンク)

※クイーン・オブ・俺の嫁

ダンゲロス俺の嫁で見事優勝を果たした俺の嫁の中の俺の嫁。
ラジオでプレイヤーと嫁とが共演するという全力の行動には賞賛の声が集まりました。
また、行動力だけでなく、その嫁のキャラクター説明がまず脅威。
図解を用いて己の百合論を展開し、圧倒的威圧感を周囲に発散。
かつ、その百合論を俺の嫁という形に結びつけるアクロバティックな発想。
さすがの一言です。

***

(I)
♀♀ (画像)
 ↓
------
 ♂<俺を見てるなんてこんなの百合画像じゃない!!

〜中略〜

(II) (画像)
♀♀
 ↓
 ♀(←俺の妄想の少女A)
------
 ↓
 俺<す、素晴らしい‥‥。

〜中略〜

(III) (画像)
 ♀
 ↓
 ♀(←俺の妄想の少女A)
------
 ↓
 俺<百合の時代やぁ‥‥。

***

前知識がなくとも、前後の文脈がなくとも、意味が分からなくとも、
上記の図解だけでその凄さは肌で感じられるのではないでしょうか。
因みに嫁は要するに上記画像内の『俺の妄想の少女A』です。

ともあれ、優勝おめでとうございます。
誰に憚ることなく、存分に嫁との蜜月を過ごしてください。偽装嫁でも!


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【エントリーNo.13】 みけこ
キャラクター説明(外部リンク)
嫁アピールSS・イラスト(外部リンク)

※非実在理想猫

どこの猫より我が家の猫が一番!嫁と言えるくらいに愛してる!だから俺の嫁に投稿しちゃうよ!
という投稿かと思いきや、こんな猫がいたらいいなあという理想の猫でした。
俺の嫁キャンペーンの趣旨に合わせた見事な搦め手と言えるのではないでしょうか。

確かに猫は可愛いですよね。私も好きです。
犬も可愛いですけれど、やっぱり猫も可愛い。
(ただし私は鷹派です)

***

中途半端なキャラに対して長く責任が取れるかと言われれば好みの変遷もあるだろうけれど

コイツなら長く付き合えます

***

プレイヤーのキャンペーンに対する真摯な態度がひしひしと伝わる嫁でした。


――――――


【エントリーNo.14】 モデル"Big band" K&H社製
キャラクター説明(外部リンク)

※神の楽器

トロンボーン奏者によるトロンボーンへの愛の告白。
特殊能力の能力原理は美しく、嫁アピールは真心に溢れています。

全体的に言葉選びが茶目っ気たっぷりの素敵なもので、
プレイの話などにはくすりとさせられました。

アピールを読めば、ああ、大切な嫁なんだなぁとしみじみ感じ入れることでしょう。

***

人と交わることで、子(おと)を産み落とすことができる。

***

能力原理で胸にぐっと来て、

***

まあそういうわけで、今や僕の人生はこの子なしには考えられません。
出会って7年目、これからも、もっともっと様々な子を産み出せるように
なれたらいいね!

***

嫁アピールで目頭にぐっと来ました。


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【エントリーNo.15】 サン 陽陰(ひかげ)
キャラクター説明(外部リンク)
嫁アピールSS・イラスト(外部リンク)

※欲張り

自分の理想の相手が2タイプいるならば、2タイプまとめて一人にすればいいじゃない!そんな欲張りな嫁。
太陽のように明るい女性と、大人しいけど健気でいじらしい感じの女性とのハイブリッド。
そこまでならばまだしも、そこから嫁の性別変換、さらには自分の性別変換まで含めるあたり、
剛の者であり業の者であると言えるでしょう。

しっかりと自分自身を嫁アピールSSに出演させて、ばっちり惚気ているところもさすがです。
ふわふわした雰囲気で進むダンゲロス世界観の嫁アピールSSにはほっこりさせていただきました。

***

自分と近くにいる恋人(つまり俺)の性別を自在に変えることが出来る能力。つまり

陽陰(女)×俺(女)

陽陰(女)×俺(男)

俺(女)×陽陰(男)

俺(男)×陽陰(男)

という4つの組み合わせのカップリングを楽しめる。

***

能力原理だけ見ると凄まじいものがありますね。
全部見ても凄まじいかな?


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【エントリーNo.16】 蝦夷ヶ嶋(えぞがしま)燦
キャラクター説明(外部リンク)

※ウルトラ倒錯愛

人形を操る人形のような嫁。
パーソナルデータが詳細なのがポイント。

可愛いと思う要素を集めたタイプの嫁と自分とを絡ませたほのぼの話……ではなかった。
自分と嫁との交流と、いかにして自分が嫁を好きになったかを甘く書いておいて、
簡略以降で急転直下、一気に凄い倒錯愛へと雪崩込んだのにはびっくりさせられました。

***

その公演の最中、かの有名な『極姦師・蝦魯夷にゐと』の『公開強姦指南ショー』により、燦は凄惨の限りを尽くされて殺される。
しかし、もとじは観衆の一人として、その光景を愉しんでしまう。
最愛の女性を犯され、殺される様を、心の底から称賛せざるをえなかった。

***

甘い学園生活の後にいきなりこれですからそりゃあ仰天します。
その後の嫁の遺体との新婚生活もスゴ味たっぷりです。

普段のキャンペーンならば、話題を独占してもおかしくないレベルだと思いますが、
今回はこれでも真っ当に思えてしまうくらいに他の面々もスゴ味たっぷりだったため、
あまり注目を集めることがなかったのでしょうか。
ラジオでよくもまあ平然とスルーできたものです。
本当にこのキャンペーンは恐ろしいものですね。

物語で攻勢を仕掛けるところ、固有名詞を無説明で列挙してくるところは、
L7-0XXXc イブニングスターと同タイプと言えるかもしれません。


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【エントリーNo.17】 イイダココロ
キャラクター説明(外部リンク)

この嫁に関しましてはここで話題を広げるのが憚られるため、
wikiへのリンクのみとさせていただきます。


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【エントリーNo.18】 立川トシオ
キャラクター説明(外部リンク)

※ダンゲロスプレイヤー

キャラクター説明を見て「えっ」。
嫁の名前を二度見して「えっ」。
再度キャラクター説明を読んで「えっ」。

まさかまさかのダンゲロスプレイヤーが嫁として投稿されるという事態。
それ以上はもう何も言えません。

***

過去参加したダンゲロスにおいて一度もスタメン落ちした事がないダンゲロスエリートである。

***

ただ、このエリートっぷりは是非とも見習いたいところです。


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【エントリーNo.19】 山田絢(やまだ あや)
キャラクター説明(外部リンク)

※合せ鏡?甘いな!こっちは自分自身だ!

自分と同じタイプの人間ならば嫁にぴったり、というところまでなら良く聞きますが、
そこを突き詰めた結果、自分自身がそのまま女性になった存在がいれば最高の俺の嫁なんじゃ?
という極論を見せてくれた嫁。
無頓着で守銭奴で面倒くさがり屋で八方美人で苦労人でナルシストでサディストでマゾヒストな俺の嫁。

ずらっと続く自分自身のパーソナルデータは鬼気迫るものがあります。
よくぞここまで針を振り切ってくれたと感動しました。

***

右手が恋人どころの騒ぎではない。頭のてっぺんからつま先が嫁。

***

自己分析、内観、内省の賜物ですね。


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【エントリーNo.20】 黒姫 射遠
キャラクター説明(外部リンク)

※キャラ愛ならば任せておけ

こちらもキャラクターについては書くまでもないでしょうか。
稲田連子に続くダンゲロスの過去キャンペーン登場キャラクター。
キャラを愛して愛して止まないプレイヤーの想いが嫁アピールに満ち満ちています。

嫁ではないと明言しつつ、それでもキャラへの愛を見せるためにとこのキャンペーンへ参加する心意気、
かわいい、可愛い、大好きを連呼するその嫁アピールはキャラ愛の結晶です。
俺の嫁ではない、けれどもキャラ愛を見せたい、
その真摯な姿勢と苦悩と葛藤が詰まった嫁アピールは必見です。

まあでも最終的には以下の結びの言葉が全てですよね。

***

結局何が言いたいのか言うと自分は射遠が大好きだというそれだけのことです。そして射遠はかわいい。超かわいい。
本当に射遠かわいい。射遠大好き。射遠LOVE。

***

ごちそうさまでした。


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【エントリーNo.21】 坂井綾子(旧姓)
キャラクター説明(外部リンク)
嫁アピールSS・イラスト(外部リンク)

※スーパーリアル嫁

柔らかい語り口で嫁を紹介し、嫁と自分への手紙という形で嫁アピールをする。
嫁アピールSSではドラクエ5の結婚イベントで照れ照れっぷりを振りまく。

あれ?これってリアル嫁?

言葉少なくとも、息吹ある、生活感ある素敵な嫁でした。

この嫁を見てほっと心が安らぐ思いをして、ああ、これこそ嫁に大切なことなのかもしれない、そう思えました。


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【エントリーNo.22】 祥子
キャラクター説明(外部リンク)
嫁アピールSS・イラスト(外部リンク)

※実は実績型の嫁

ダンゲロスの掲示板で一世を風靡したお方。
ラジオでは散々な扱いを受けていましたが、後で誤解が解けたようでなによりです。

嫁の投稿者は過去の自重キャンペーンでキャンペーン期間中ロールを貫き通し周囲を驚愕させたことや、
シークレット自重ダンゲロスにもこの嫁を投稿するなど、プレイヤーの愛を一身に受けている嫁。

私自身もシークレット自重ダンゲロスには生徒会陣営として参戦し、この嫁と共に闘った経験がありますが、
その際にもプレイヤーの嫁愛を存分に見せつけていただきました。

***

皆さん知っての通り、祥子さんです。
僕たち結婚しました。黙っててすみません。

***

知っていました。すみません。
掲示板に再び祥子さんが現れないことを切に願います。よろしくお願いしますね。


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【エントリーNo.23】 パンドラの嫁
キャラクター説明(外部リンク)

まだ見ぬ嫁に期待をします。


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【エントリーNo.24】 霧咲 志路
キャラクター説明(外部リンク)

※覚りの恋

坂井綾子のように柔らかな語り口で、こちらはより華やかに、物語的に紹介される嫁。
心を読む能力を持ち、心に瑕を抱え、健気に生きる嫁。
自分が可愛いと思える嫁を全力で見せ、さらに嫁アピールで自分の愛もしっかりと語る。
俺の嫁キャンペーンの直球ど真ん中を狙った嫁ではないでしょうか。

本当にどうしてこういうタイプの嫁が少数派になってしまったんでしょうね。
おかげで物凄く楽しめましたけれど。けれども!

文の最後に句点をうたない詩のような文体は素敵でした。

***

いや、シロの好きなところを色々語ることはできるんですよ
でもどれだけ語ってもそれで愛が全部語れるわけがないじゃないですか
なら無駄に語るよりも一言に凝縮したほうがいいと思うんですよ

〜中略(その一言まで語り続けること七行)〜

『可愛いよ。ずっと好きだよ』

とだけ伝えたいです

***

ラジオでも言われていましたが、
一言に凝縮し切れぬその想いは素晴らしいです。


――――――


【エントリーNo.25】 大塚 唯
キャラクター説明(外部リンク)

※「嫁」とはなんぞや。

俺の嫁キャンペーンのメインGKとして、嫁とは何かという命題に正面からぶつかったプレイヤーが導き出した嫁。
至極真っ当で、過剰ではないけれど有用な能力を持ち、共に支えあえる嫁。
確かにこの嫁ならば安心して一緒に暮らせそうだというイメージが持てますね。

***

死が二人を分かつまでとはいわないけど「嫁」という言葉について真剣に考えてくださいね。
そんな嫁過激派。

***

なんだかんだで、嫁は結構な割合で一生を共に過ごせるかどうかを考えた投稿が多かったので、
しっかりと「嫁」について考えた嫁過激派はしっかりと存在していたようですね。

最後に、
本当に本当に過酷なキャンペーン、お疲れ様でした。
素敵なものを見させていただきました。もう本当に凄く楽しかったです。





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「先輩先輩!行ってきましたよ!俺の嫁!
 もう本当に凄かったです!私、ちょっと感動して泣けちゃいました!!」

「……残念ね」

「えっ」

「嫁の狂気にあてられて泣きながら帰ってくるかと期待していたのに」

「頼むときに何か考えていると思ったらそんな悪巧みしていたんですかー!?」

「あの愛を見て平然としているなんて……
 中さん、あなた純情そうに見えてとんだ変態ね」

「変態って……まあでも……
 いや、あの……それは、その、なんと言いますか……えへへ……





 過剰な愛とか、異常な愛とか、私、そういうのを受けるのには慣れっこなもので」


――fin