俺の嫁 〜その全嫁と愛〜 嫁の愛し方について

俺の嫁をアピールする上で特に大きな障壁となるのがやはり次元の壁であろう。
二次元の嫁を三次元のプレイヤーがいかに説得力を持たせて嫁と言い張るか。

今回の俺の嫁キャンペーンでは、そのアピール手法において、主に四通りの解決法が見られた。

1.三次元のものを嫁にする
例:モデル"Big band" K&H社製、立川トシオ

2.二次元の嫁を三次元に召喚したアピールSSを書く
例:坂井綾子

3.三次元の自分を二次元に落とし込んだアピールSSを書く
例:刃 刀可、サン 陽陰

4.二次元で完結したアピールSSを書く
例:L7-0XXXc イブニングスター

他の嫁達も合せ鏡型にせよ、現実の物を嫁に見立てるにせよ、上記四通りのいずれかに含めることが可能だ。

しかし、ここにひとつの例外的嫁がいる。
それが猿喰はさみだ。
この嫁は三次元にいる自分が物語の作者として二次元にいる嫁を愛し、
二次元の嫁は上位存在として婿を認識し、その愛を受けている。
これこそは三次元の自分が二次元の嫁を次元の壁を超えず愛し、
また嫁から愛されるというスマートな手法と言えるのではないか。

物語の作者として、登場人物の嫁を愛し、嫁に愛される。
これこそクリエイターとしての見事な愛情表現であろう。

二次元と三次元を繋ぐ愛、正気と狂気を繋ぐ愛、
愛の見せ方において、私は今回のキャンペーン中でこの嫁のアピール方法を高く評価したい。


【エントリーNo.8】 猿喰はさみ
キャラクター説明(外部リンク)
嫁アピールSS・イラスト1(外部リンク)
嫁アピールSS・イラスト2(外部リンク)

※デウス・エクス・作者