ポポ「む、誰か新しく運ばれてきたようだな」
夢見「あら……佐々木さん、ずいぶんと可愛らしくなって」
十吾「ぐっ……稲田連子……恐るべき相手だった。……勝ち残れず、すまなかった」
夢見「興行は盛り上がったわ。連続攻撃も見せてくれたし、あなたは私の頼みを果たしてくれた」
ポポ「君は見事な試合を見せた。ちびっこ達もあの試合を見て存分に勇気を得られたんじゃあないか！」
十吾「そう言ってもらえると……ありがたい」
夢見「……ねえ、貴方達を見込んでひとつ、頼みたいことがあるのだけれど」
ポポ「聞こうじゃないか」
十吾「伺おう」
夢見「貴方達は自分の『武』を活かして子供達を愛する活動を行っているわね」
ポポ「ちびっこ達の声援こそが私の力の源だからな！」
十吾「ファイトマネーは孤児院への寄付に使っているが……」
夢見「私も自分の『武』で子供達を護り、愛でたいと思っている」
ポポ「良い心掛けだな！」
夢見「折角こうしてお互いの『武』を通じて知り合えた訳だし、どうかしら？私達で“子供達を愛でる会”を作るのは」
十吾「ふむ……」
夢見「それぞれイベント事を持ち寄ったり、相互の文化交流もできるし、楽しいんじゃないかしら」
ポポ「なるほど」
夢見「気が向いたら、考えてみて。会の名前も一緒にね……ふふ」
十吾「そうだな」
ポポ「だがまずは」
夢見「ええ、私はこれで大会から身を引くけれど……二人とも、武運を祈っているわ」
第４Ｔは終わり、夢見ヶ崎さがみはこれにて退場する。
しかし、他の戦士達の戦いは終わったわけではない。
ポポ・マスカラス・レオ――
佐々木十吾――
二人のホーリーランドはこれからだ！