ドキドキ! 陣営内交流戦!

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夢追「さあ!チームの親交を深めるためにいよいよ始まらんとするサッカー交流戦!既に応援スタンドから本埜ちゃんの熱い応援が届けられております!さて、まずは放送席の紹介から。実況はおなじみ報道部1年の夢追中!」
一四「そして解説はおなじみ一四でお送りするわ!」
夢追「と、挨拶をしている間に早くも試合が開始されました!」
一四「まずは審判のコイントスで先攻後攻の決定ね」
夢追「チーム分けは男がAチーム、女がBチームとなっております」
一四「どうやら先攻は男チームに決まったみたいね」
夢追「ああっと!?ここでいきなりの物言いがつきました!清成ちゃんがコイントスのやり直しを要求しています!そして通った!!」
一四「清成さんの魔人能力『神の寵愛』ね!」
夢追「ゲーム開始から大荒れの展開!この試合はいったいこの先どうなることでしょうか!」

ゲームスタート!

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夢追「Bチーム先攻で試合はスタート!まずは三途川ちゃんがボールを敵陣へ運びます!」
一四「さすが毎日道場で鍛えているだけあっていいフットワークね」
夢追「あぁっと!そこへ立ち塞がる千年アライグマさん!いきなりビームを発射!喰らった三途川ちゃんがバランスを崩してコケました!」
一四「『背がのびーるビーム』……成長期にあれを喰らったら体格が変わってコケても仕方ないわね。三途川さんの場合は胸が大きくなりすぎたせいかしら」
夢追「そこへフォローに入った秋乃さんがボールを拾い……これは速い!すごいドリブルを見せる!」
一四「『ダイス様の言うとおり☆』……いい目が出たようね」
夢追「あっ!しかし衿串くんに止められ、ボールを奪われました!」
一四「衿串君の『幻影』は鉄壁の防御だから簡単には突破できないわ」
夢追「さあ、ここで攻守交替!今度はAチームが攻める番です!」

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夢追「攻守に優れた衿串くんが一気にBチームのゴール前を脅かす!しかしゴール前、祥子さんが鉄壁の守り!」
一四「人数の関係でBチームには両性も入ってもらっているわ」
夢追「このままでは衿串くんが囲まれてしまう……おっと!ここで大間さんが近寄る敵を吹き飛ばす!」
一四「これでゴール前にスペースができたわ!あとは祥子さんさえ抜ければ……」
夢追「おぉっと!ここでさらに中馬さんが衿串くんの背中を押し一気に祥子さんを突破……あぁ!?いや!抜いたと思ったら衿串くんが倒れたー!?」
一四「『突撃猛チャージ・ふんわり』でスペースを作り、『頑張れ、ヨッ!』で壁を抜く。完璧な作戦だったけど衿串君のパッシブ制約にひっかかったみたいね」
夢追「なんということでしょう……あ、今、弔いの精さんが衿串くんを悼んでしんみりとしています」
一四「しんみりするのはまだ早いわ!あれを見なさい!」
夢追「三舞舌ちゃんが衿串くんの元へ?……ああ!衿串くんが息を吹き返しました!どうして!?」
一四「三舞舌さんの『喰善舌後(くうぜんぜつご)』で死神を説得するのに成功したのよ」
夢追「それアリなんですか!?」

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夢追「なにはともあれ、AチームのPKから再開です」
一四「あれ勝手に自爆しただけの気もするけど細かいことはいいわね」
夢追「ボールを蹴るのは柔道くん、ゴールを守るのはまほろちゃんです。今、柔道くんがボールを蹴って……ボールが二つに割れたー!?」
一四「あれはまさか……サムライドライブ!?」
夢追「知っているのですか!?一ちゃん!?」
一四「噂によればプリンス・オブ・テニヌと言われた中学生テニヌプレイヤーが五感を奪う神の子を破ったといわれる伝説の技!」
夢追「意味がわかりません!」
一四「『柔能く剛を制す』で柔らかくしたボールを鋭いキックで真っ二つにしたのよ!」
夢追「なるほど、二つに分かれたボールがそれぞれゴールの両サイドを攻める!これではさすがのまほろちゃんも防ぎようがない!」
※ボールが蹴られてからここまで0.01秒

虚居「ハイご苦労様です」

夢追「ゴールが消えたぁぁぁ!!!二つに分かれたボールが虚しく空を切る!」
一四「虚居さんの『すべて儚き幻想』!ボールがとめられないならゴールを消せばいいという逆転の発想ね!」
夢追「いやそれいいんですかー!?」

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夢追「あぁ!これには納得がいかないのか、ベンチで自重していた白金くんと暴君くずネロ二世が乱入してきました!」
一四「無性だから体育座りしていたアントダインと結昨日泉像も『レッド・レッド・レッド』で凶暴化してるわね!フーリガンよフーリガン!」
夢追「さらに便乗して死怒さんが飲酒して暴れまわってます!」
一四「堀先輩が持ち前の頑丈さを活かして暴徒の沈静化にあたってるけど多勢に無勢ね」
夢追「山田さんも今こそメシアが必要なときなどと暴徒を口説きにかかってますがちょっと間に合いそうにありませんね」
一四「私の計算ではこの暴動はもう止まらないわ。さっさと逃げましょう」
夢追「あ!?待ってください!今、夢蛾院ちゃんが一人、暴徒の群れに向かって……あぁー!?スカートをたくし上げたーー!?」

暴徒「オゲェェェェ!!!」

死ーーーーーん……

夢追「何が起こったーーー!?暴徒が一瞬にして沈静化しました!!」
一四「ふっ……あれこそ夢蛾院さんの『ファンサービスEX』!周囲の敵達を一瞬で黙らせる恐るべき技よ!」
夢追「あれ?一ちゃんさっきまで逃げ出そうとしてませんでした?」
一四「な、なんのこと?私にはこうなる未来が完璧に予知できていたわよ?」
夢追「へー……」
一四「生暖かい視線はやめてよ!」
夢追「えー、ごほん。……はい、と、いうわけで、無事に生徒会交流戦が終了しましたね!」
一四「そ、そうね!これだけ交流を深めた生徒会陣営に、もう負けという言葉は無いわ!私には生徒会の勝利する姿が見える!」
夢追「さっきの今では一ちゃんのその言葉、少々不安にもなりますが……」
一四「にゃんだとーっ!?」
夢追「ひゃぁ!……えー、では本日はこの辺でお別れしたいと思います!実況はおなじみ夢追中と……はい、一ちゃん!」
一四「えっ、あっ、えっ!?あ、毎度おなじみ一四でお送りしました」
二人「それでは皆様、本戦も張り切ってまいりましょう!」

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