「破都宮さん……私、運命の出会いって、あると思うんです」
「夢追ちゃん……」
「私には分かります!破都宮さんこそ私の運命のパートナーであると!」
「なんで……」
「破都宮さんがお持ちの魔人能力は認識操作能力と聞いていましたが、
私の勘が言っています!あなたには更なる能力が秘められていると!」
「どうしてそんなことを……」
「沢山の魔人能力を肌で感じて養ってきた直感というのもありますが……もうひとつ。
私は少々武術を修めているのですが、あなたの身のこなしに違和感を覚えるのです。
どうも操作系能力で体を動かしているような据わりの悪さといいますか……。
とにかく!そういった諸々の要素が私に教えてくれるんです!
破都宮さん、私がこの妃芽薗に来たのは、あなたに出会うためだったのだと!
破都宮さんだって本当は感じているんでしょう?
私達は同じ道を歩むべきパートナーであると!」
「夢追ちゃん……無理だよ……」
「そんなことはありません!私は無理だなんて思いません!」
「私達の間には障害が多すぎるのよ……」
「障害がどんなにあったところで、それが何だと言うんです!」
「ね、夢追ちゃん……聞いて」
「……なんですか」
「私達が手を取り合える未来なんて……奇跡でも起こらない限りありえないのよ」
「奇跡ならっ!奇跡なら私が起こしてみせるっ!だから……」
「ごめんなさい……もう行かないと……」
「私は……諦めません」
「……」
「きっとあなたのことを追いかけて……捕まえて……そのときこそ!」
「……そんな未来が……あるといいね」
「WRYYYY!」
「「あJ素様ァァァァァ!!??」」
ハルマゲドン後半戦第5ターン先手、
小袖袴&破都宮陽天・陰命による同マス全員通常攻撃2連発のロマンコンボ……夢破れる