左高速い!殺人反復横跳びに五郎丸仰天

先日、我らが希望崎学園の左高速右(1年)が反復横跳びの高校記録を樹立した。
左高は忍術部に所属し、分身の術を極めようと、常日頃から反復横跳びの鍛錬を積んでいたため、その努力が実を結んだ形となる。
この快挙に対し、同じ忍術部の部員達からは惜しみない賞賛が送られているが、左高本人はいたって冷静。
「自分はまだまだ未熟者。喜ぶのは分身の術を体得してからであります」
淡々と自らの目標を語る左高だが、その目には確かな決意の光が宿っていた。

一方、今回のニュースに対して、意外な方面からのアクションがあった。
なんと、自他共に認める「野球少年」こと五郎丸卒塔婆(1年)から左高へ、一緒に野球をやらないかとラブコールが贈られたのだ。
記者はこの話を聞き、自らの足で五郎丸の元に赴き、詳しい話を聞いた。
「あの反復横跳びは素晴らしい!彼ならば今開発中の分身魔球も必ず捕球できる!彼と自分がバッテリーを組めば敵はいない!」
五郎丸は記者の質問に対し、興奮した様子でこのように語った。
しかし、この誘いに左高はあまり乗り気でない模様。
「自分は忍術部を愛しています。他の部活に移籍するなどと考えたこともないであります」
話を聞いた左高は終始困惑気味であった。

この話が今後どのように展開するかは神と、当人同士しか知り得ぬことであるが、どのようなフィールドであろうと、左高ならば輝かしい活躍を我々に魅せてくれるであろう。
そう、それが例え覇竜魔牙曇という戦場であろうとも。

文責:希望崎学園報道部1年 夢追中